建築年表 公共編

1952

札幌駅

1952年

札幌市北区北6条西4丁目

現存せず

札幌鉄道管理局

伊藤組土建

4代目札幌駅 開業3年後(1955年)頃か「札幌駅116年の軌跡」北海道ジェイ・アール・エージェンシー/平成8年12月

 戦後の混乱も落ち着きを見せ始めると、1908(M41)年に建てられたという3代目札幌駅舎の老朽化と機能上の不便さが目立つようになってきたそうです。国鉄はまだ財政窮乏の最中であったため、札幌市が建築費用の一部負担をするという民衆駅化式を採用し、1951(S26)年9月のこと起工式が行われました。

札幌駅改築工事完成予想図 「札幌駅116年の軌跡」北海道ジェイ・アール・エージェンシー/平成8年12月

 着工前に発表された完成予想図は、実際に完成した姿より格好の良いものでした。ファサード中央に4階まで届いた6連のガラススクリーンが見えますが、当時の札幌にはまだこのようなデザインは実現できていませんでした。そのスクリーンにはかなり大きな針時計が付いていて、しかも屋上には英語でSAPPORO STATIONというサインが自立していました。このまま完成していたら、あたらしもの好きな札幌っ子の面目躍如といったことになっていたことでしょう。

 4代目札幌駅は、正面突出し部分を先行して1952(S27)年10月から使用開始、第1期工事を同年12月に完成させて正式開業しました。第2期工事は西側に9スパン分を増築させ、国鉄北海道支社と札幌鉄道管理局が入居、晴れて1957(S32)年5月に落成を見たのでした。

解体前年1995年の札幌駅 「札幌駅116年の軌跡」北海道ジェイ・アール・エージェンシー/平成8年12月

 その後1962(S37)年に中央部分のみ5階建てに増築、引き続き1965(S40)年に総5階建てとなり外壁には青いタイルが貼られました。その青い姿を5代目駅舎の建設が始まる1996(H8)年まで見せてくれていましたが、もちろん私にはそれが札幌駅の記憶となっています。
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