建築年表 公共編

1953

定山渓ホテル 大浴場

1953年

札幌市南区定山渓温泉西4丁目

現存

不明

大成建設

1955(S30)年頃の定山渓ホテル 絵葉書より

 定山渓ホテルと鹿の湯クラブは、共に戦前より大きな露天式の温泉プールを併設しており、入湯客から高い評判を得ていたそうです。ところが定山渓ホテルは先手を打って、温泉プールを現代的な室内型の清潔な大浴場とするため、鉄筋コンクリート造で華々しくオープンさせたのでした。

豊平川側からの眺め 絵葉書より

 戦前からの木造和風旅館を背景に、鉄筋コンクリート造の最新建築が一緒に建っている姿というものも、なかなか趣のある風景だと思います。大浴場には大きなアーチのあるガラス窓が全体に連続配置され、とても解放感があります。そのガラス窓は、最上部だけでなく最下部も突出し可能となっていますので、湯に浸かりながら新鮮な外気を堪能できたことでしょう。入湯客は懐かしい露天風呂時代の記憶も損なうことなく、新しい大浴場に満足したに違いありません。

大浴場内部の様子 絵葉書より

露天式温泉プール時代の風景 絵葉書より

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