建築年表 公共編

1971

光星ユーカラボウル

1971年

札幌市東区北14条東3丁目

岡田設計事務所

住友建設

メインエントランスより建築画報 1972年1月号より

 このボーリング場の内観写真を見て、ピンと来る人はどのくらいいますでしょうか。
 答えは現在のスーパーアークス光星店であります。元々はボーリング場として建てられたものの、ブームが去った後にスーパーへ転用されたものが多くありますが、ここもそうだったのですね。

竣工時建築画報 1972年1月号より

 碁盤の目の街区に対して斜めに振って建っており、環状通側へ向けたエントランスまで長いガラス曲面を持たせてあります。この外観がこの建物最大の特徴であり、駐車場からボーリングに興じる客の様子を眺めることができるようになっています。

Googleearthに加筆

 この斜めの謎について、札幌時空逍遥の管理人である杉浦さんにお尋ねしたことがあります。その答え① が予想通りに深すぎて安易に伺ったことを恐縮しつつ、このボーリング場のデザインは明治初期の土地の記憶をまとっていたのだと興味深く拝読させていただきました。 

 ところで、ここのアークスには私好みの喫茶グレコというお店があります。今では貴重になった手作り料理の幕の内弁当がおいしいだけでなく、ロフト風の2階席があるからなのです。

グレコのロフトから店舗を眺めたところ

窓から外を眺めて

 小屋裏ともいえそうな狭小空間が男子好みの潜伏感を演出してくれつつも、更にそこから建物の内部デザインを味わうことができるのです。それにしても、箸をおいた時にコーヒーを持って上がってきてくれるママさんのタイミングの良さ、本当にいつも絶妙です。
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