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竹山食品

2000.05.31

 創成川と国道36号線が交差する角に怪しい建物があります。直方体の外観で、壁には2色の金属板が45度で縞々に貼ってあります。小さな窓まで傾いています。

 日本人は、斜めを好まざる性分と言われています。確かに「斜陽」「斜に構える」等、良くない意味の言葉が多いようです。という訳からなのか、妙に気になる建物ではありますが、恐らく素人が面白半分に整えた建物に違いないと思っていました。

 しかし、先頃出版された「竹山実・建築録」をめくっていましたら、何とこの建物が掲載されているではありませんか。生家である食品加工会社の古い木造社屋をアルミの皮膜で包むという哲学に基づく作品だといいます。と言われましても、私には何の事なのか全くピンと来ません。

 本を見なければ、もう少しで18禁建築に掲載するところでした。
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