札幌はさっぱりとした街だけに、異質な建築にどうしても目が行ってしまいます。先月解体された新山邸の向かいに、長い間放置された建築がありました。
気になった理由は、重々しいドイツ壁です。この仕上げは、和洋折衷住宅の軒下だけに登場することに見慣れていたのですが、この建物では壁面全体に及んでいるのです。ノスタルマニアとしては注目しない訳には行きませんでした。
古い住宅地図で調べてみますと
藤田興業という会社だったようです。それ以上は調べる事が出来無く、詳細は謎なのです。
さてこのような放置建築、ある特定の政党の宣伝ポスターが貼ってある事が多いようです。貼付の許可を取ってあるのか、放置建築を見るとつい貼ってしまう政党性格なのか。もしそうだとしたら、入党への興味が湧いてきます、と言うのは悪い冗談です。
ところで、貼付の話で、札幌のあちこちに貼られている「SKIN」というステッカーの事を思い出しました。新興宗教の宣伝シールなのか、何者かの縄張りを示す印なのか、実は国が避妊具装着を啓蒙させる為に貼っているのか、全く謎です。
どなたか御存じの方は、教えて下さい。