ウチの近所を散歩すると面白い。明治時代、北１条通りを西に進むと西２０丁目で道路が行き止まりました。その先が、いわゆる円山村なのでした。

　この付近には、未だに古い住宅が点在しています。我がアパートの隣にも瀟洒な昭和初期の工藤邸があります。この家については、いつかふれてみたいと思っています。

　さて、最近それらのうちの１軒が解体されました。無人で廃屋寸前だったのですが、外し忘れたらしき表札に５世帯１５人もの名前が書いてありました。どのように１５人が暮らしていたのか・・・。

　西隣のＳ医院も捨て難いです。放射線科なのに外壁があちこち壊れているのです。この医院の前を通るたび、漏れ出たＸ線が体に刺さってくるような気がしてなりません。