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blog/2007

レンガウォールの家

2007.09.30

 建築家の第1作が面白い。とにかく気持ちが入っています。初恋の時の様な煮詰めた濃密な感覚と言えば良いか、60年代の欧米ロックグループが送り出したアイデア満載のファーストアルバムの様だと言えば良いか。私には、それらと全く同様に見えるのです。

 これは、1978年に画工房の豊嶋守さんが29歳の独立時に設計された第1作だそうです。印象的な外観で一度見たら忘れられないインパクトがあります。しかしそれにしては、同時代風の自己主張よりも、むしろ静けさ、落ち着きが伝わってきます。白井晟一さんにインスパイアされた雰囲気が漂っているからのようです。

 ぜひ内部を拝見したいものです。
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