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内田繁氏 講演会

2010.01.27

Steven Meisei

 80年代のDCブランド大全盛の頃、私は高校生でした。御多分に洩れずファッションが関心事の1つでした。しかし、服そのものより度肝を抜かれたものがありました。それは山本耀司さんのY’sと川久保玲さんのCOMME des GARCONSの店舗デザインでした。

 威圧感を誇張する黒づくめのハウスマヌカン。 店内に僅かにだけ並べられた黒い上着と白い広襟のシャツ。未完成とも見える無機質な空間にミニマムミュージックのBGM。客を拒否する雰囲気に満ち満ちていたのです。

 この空間をデザインしたのが、内田繁さんという方だと雑誌に紹介されていました。

 決して売り込んでこないマヌカンのカッコ良さに新鮮な影響を受けました。今の私の営業成績不振はここに根源がある、のかも知れません。

 私にとって興味深いこの辺りの話。講演会で出ることはありませんでした。
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