旧札幌市立図書館が解体され始めました。
これはあまり問題ではありません。
問題は、写真に映っているクランクした柵なのです。
以前、私は北2条西20丁目で暮らしていました。中心部にある職場へ自転車で通っていました。その途中「桑園地区」を走り抜けます。明治から大正時代、この辺り一帯が桑畑であったといいます。それなのに桑の木が1本も残っていないのです。
アホな私は、毎朝、桑の木を探しながら職場へ向かいました。
とうとうある日、1本の桑の木を見つけました。
その木が、ここにあったのです。
わざわざその木を避ける様に柵がクランクしています。柵の設計者は、明らかにこの木を意識しています。貴重な物だと知っていたに違いないのです。
しかし、建物解体に先立って切られてしまったようです。
記録し損ねました。