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blog/2012

一流の盗掘品

2012.04.14

 AG総合設計の宮崎さんの部屋で、身体が凍りつきました。解体現場での発掘実績を誇る私でも、驚くべき素晴らしい品を目の当たりにしたからなのです。

 その品というのは、ライトの帝国ホテルで使われていたステインドグラスのかけらです。1968年の解体時に拾われてたものが、流れ流れて今、私の目の前にあるのです。

 指先ほどのガラス、そして部分的に金箔の仕込まれた合わせガラスが充填されています。通常のステインドグラスは色ガラスに光の通過するのを楽しみますが、これは光の反射を楽しむようです。

 一番小さなかけらが可愛いと発作的に仕舞い込もうとした刹那、見つかってしまいました。
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