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JIA25年賞 圓山先生受賞

2014.11.14

 JIA25年賞に圓山先生の高柳邸が選ばれました。
 これまでのお話を伺う貴重な機会になるだろうと、ギャラリー創「時を刻む建築 圓山彬雄展」のオープニングにお邪魔しました。

 「レゴブロックみたいな家を建て続けてさァ。」と、倉本先生による愛情表現裏返しの切り出しに対して「制約の中にこそ、建築の魅力を引き出す力があると信じ続けていた。」と話された圓山先生の一言が沁みました。あの80年代、やって良い事と悪い事の区別がつかなくなった時代に、さすが上遠野先生の血筋の方でいらっしゃると、認識を新たにしました。

 一連のブロック住宅に住むオーナーの方の中には、世代交代をして住宅を引き継がれた方もいるそうです。
 「ブロック造は木造に比べて解体費用が高くつくので、残るチャンスが高い。だから、50年賞も狙える。」と、いたずら顔の圓山先生でした。

 しかし同時に、圓山先生のブロック住宅の解体シーンを何としても見てみたいという私の悪の顔がもたげるのでありました。
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