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貴重画像 小樽ホテル工事中

2017.09.14

 先月に引き続き、蔵出し画像を。

 1989年、長らく放置されていた北海道拓殖銀行 小樽支店がホテルへ改装されました。銀行がホテルになってしまったというギャップは、当時高校生だった私にまで大変なワクワク感を与えてくれました。用途変更の意外性がファッション的に受け入れられたと思いますが、それ故に消費されてしまい、そのままなかなか長続きしない点に、このような歴史的建造物の活用法の難しさを感じてしまいます。建物に永続性を求めること自体に無理があるのか、建物というものは変わり続けないと生きながら得ないのでしょうか。

 さてこのホテルは、ナイジェルコーツにデザインされて話題となりました。カーテンの特殊工事を担当したのが私の新入社員時代の直属上司だったY課長だったのです。あの時代のインテリアデザインは浮ついていて好みではないのですが、今見返してみるとなかなか良いなと思えてきました。

 このホテルも幾つかの変遷を経て、今月、ニトリ美術館として生まれ変わったそうです。どんな事になっているか、確認しに行ってみようと思います。

 それにしてもY課長、美装前にカーテン掛けちゃったんですね。
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