北海道建築士会ヘリテージマネージャー特別委員会さん主催の建築見学会に参加させていただきました。見学先は、2020年に解体されるという古平町役場です。1927年竣工とのことですので、今年90歳となります。庁舎建築としては道内初の鉄筋コンクリート造だったそうです。
お話によりますと、建築を請負った水見組は2万円で契約したものの、実際には4万円もかかっちゃったとのことでした。当時はどの建設会社も鉄筋コンクリート造の経験が少なく、あちこちにコンクリートのジャンカが発生してしまったそうです。
ほぼ垂直の梯子を登って塔内部に入ってみますと、1927年のむき出しの鉄筋に会えました。昔は丸鋼なんですね。