北海道博物館屋上から眺めた北海道百年記念塔。
設計案では、こちら側に正面を向けていました。ところが当時29歳だった井口青年は、10人ほどの大人に取り囲まれ、その中のボスHさんから向きの変更が言い渡されたそうです。更に水面下で進んでいた百年記念塔ふもとの軽食コーナーや小さな販売店、プロムナードや噴水の計画が結果報告されました。つまり、記念塔に予算全額は使えないのだよということでした。
「塔以外の事については、全くわからないのだよ。だから、君の言う崖にある小さな排気塔みたいなものは私のデザインではないし、きっと周囲の設計をしたМさんのデザインではないかな?」
先月の講演会では披露できなかった裏話。私のメモ帳に記録させていただきました。