なんちゃって百年記念塔は道内各地に立っておりますが、このたび見かけた２案件をブログに記録したいと思います。

　左は砂川市空知太に立っているもので、道路工事の犠牲者を慰霊し輝く未来建設の為、開道百年を記念して建てられたものだそうです。裾広がりのコンクリートを黒御影石板でサンドイッチした構成になっています。ナナメカットされた頭頂部が表裏で相対させたデザインとなっており、あきらかに北海道百年記念塔にデザインの範を求めています。１９６９年の建立とのことですので本家の百年記念塔はまだ建設途中。揮毫された町村知事、フライングのデザインに目をつむったか、積極的に評価されたか確かめたいところです。ちなみに塔の周りの柵はコルテン鋼…ではなく、サビた鉄製でありました。

　右は１９７４年に奈井江町開基８５年と開町３０年を記念して建てられたもの。先端が２つに分かれたデザインとなっていますが、北海道百年記念塔も離れて眺める角度によってこのように見えることは言わずもがなでしょう。ひとひねりしたデザインで決定した関係者の満足顔が思い浮かぶようです。