「石森延男さんてわかるかい?石森さんの文学碑のある広場が、どうも親父の設計のようなんだ。」上遠野克先生からこう教えて頂くや否や現地へ直行しました。
1981(S56)年の上遠野徹先生による文学碑広場の設計。場所は藻岩山ロープウェイ山麓駅横にある公園内。藻岩原生林を背景に石森延男さんの文学碑と父である石森和男さんの歌碑が並んでいるという。一体どんなデザインなのか、ついアクセルを踏み込んでしまうのでした。
現地へ着いて、画像のような状況に愕然としました。広場はロープで封鎖され、土留めの石垣はネットを掛けられ、そもそも石森延男文学碑が無くなっていたのです。
先の大雪で文学碑が倒れたのかもしれず、また石垣も崩れそうになっているのかもしれません。広場のデザインを味わうどころではなく、一刻も早い復旧を願ったのでした。