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三角屋根ブロック造住宅の普段は見えないところ

2022.12.21

 仕事で三角屋根ブロック造住宅のリフォーム現場にお伺いしました。現場に入りますと、大工さんが畳や壁紙を剥がしているところでした。床下に土が見え、壁紙の剥がした面には茶チリの下張り跡が残っていました。これはクラシックな工事現場だなあと、お住まいのご主人と早速お話しをさせていただきました。

「いつ頃建てられた住宅ですか。」
「40年経ったかなあ。」
「えっ?! 昭和57年頃ですかっ?!」
西暦よりも和暦の方がピンとくると思いまして、暗算をしました。
2022-40=1982
1982-25=昭和57年
この計算を瞬時に行うことは得意なのです。

 本当のことを言いますと、40年前というお話が信じられなかったのでした。1980年代に入っても三角屋根ブロック造住宅がまだつくられていたことを知りませんでしたし、さらに、床下に土が見えたままの基礎工事や下張りをして壁紙を貼っていた様子をみると、もう少し古いのではないかと思ったからなのです。帰宅して調べてみますと、ご主人の記憶は正解で、1982年に分譲された最後の三角屋根ブロック造住宅だったのでした。
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