宮の森ジャンプ場の公衆便所
上記2軒はカッコ良い公衆便所の例ですが、一般的な公衆便所の寂しいデザインにも多く採用されてしまったことが、セラミックブロックの印象を悪くしてしまったような気がしてなりません。ガラス化したブロック表面のお陰で清掃員にとって壁面床面をじゃぶじゃぶ洗えるという手軽さがあったと思いますし、劣化にも強いという長所がありつつも価格が安いという良いことづくめの材料ではあります。しかし、やはり公衆便所によく使われる材料を自宅の外壁にはあんまり使いたくないなと考えるのは止むをえないことでしょう。
とにかく拡販しようというメーカーの販売方針だったのか、公衆便所の材料選定に悩んでいた設計者に予期せず響いてしまったのでしょうか。販売を上手にコントロール出来ていたなら、もっと売れたのではないかと思うのです。
ところで、セラミックブロック造の交番が昨年からあちこちで建替えされ始めてきました。交番を記録撮影するのはちょっと気が引けるのですが、ひるまずにカメラを向けましょう。