珍建築

chinnazo/2011

札幌初 コンクリート打放し住宅?

2011.06.23

札幌市中央区南3条西

1961年

飯田勝幸
 日本で一番最初に生まれたコンクリート打放しの住宅は、1924(T13)年にアントニン・レーモンドによって設計された自邸と伝えられています。では、札幌の第1号はどこにあるのだろうか?という疑問が湧き上がります。私は下記の住宅ではないかと思っているのです。

K邸 札幌市中央区南3条西

 1961(S36)年の完成ということですので、レーモンド自邸から38年という長い時間を経て札幌に到達したようです。円山地区に突如出現した箱型のコンクリート住宅。当時の円山住人に受け入れられたのかどうか興味のあるところです。現在は建物全体に蔦が絡まって、竣工時のモダン感を見抜くのは難しいことになっています。設計者だという飯田勝幸さんにお話を伺ってみたいです。
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