後ろから
そばまで行って唖然としました。このとんでもないスケールは何なのでしょうか。隣の2階建住宅は、この家の高さの半分にも満たないのです。この図体で木造なのでしょうか。いや、もしかすると、これで2階建なのでしょうか。正面の分割デザインされた壁面が60年代の香りをさせているのですが、後姿の変形屋根デザインは70年代の空気感にあふれています。トタンの大屋根が途中から4本足のように細くなり、地面にまで伸びています。こんなカニ足風のデザインをたまに見かけることがありますが、この家に採用することによって無難に納まるべき姿に毒が加わったようです。
まだまだ珍建築は埋もれている、と認識を新たにさせられた発見でありました。