地崎商事三十年史 平成6年発行 より
かつて札幌市中央区伏見に「ちざきバラ園」という庭園がありました。
北海道を代表する総合建設業の地崎組3代目社長地崎宇三郎さんの自宅庭園を1970年から一般公開したという庭のことです。その後、バブル崩壊後の経営難から庭園は別会社の所有になっていましたが、2009年の10月18日をもって閉園したそうです。
さて、そのバラ園奥にあったという3代目地崎宇三郎社長の家について、気になったことがありました。
実は田上先生が、1972年に地崎邸を計画したという記録が残っています。どんな計画だったのか、計画は実現しなかったようですが実際の姿に少しは反映されたのか、非常に気になることでした。しかし閉園後、ちざきバラ園に残っていた建物は全て解体されてしまったというので、確認作業は不可能なことでありました。
ですから、上掲画像を図書館で見つけた私は「あっ!」と声をあげてしまったのです。