新住宅 昭和37年11月号より
かつて新住宅社から発刊されていた「新住宅」という雑誌は、戦後すぐの1946年から始まった住宅専門雑誌です。優れたデザインや工夫の凝らされた住宅が数多く掲載され、特に1950年~1970年にかけては私好みの作品が目白押しです。発行人の小林清さんは「寒地住宅図譜」というシリーズで北海道の住宅も取り上げてくださいました。記念すべき初掲載作品として上遠野徹先生の第1作目
「高橋邸」が選ばれましたが、北海道で活躍する建築家にとって「新住宅」に掲載されることは誇りとなったことでしょう。
さて、この「宮ケ丘の家」も寒地住宅図譜シリーズの初期に掲載されたものです。