1976年の豊平アパート付近 国土地理院の空中写真に加工
上掲画像を見ますと、アパート西側が完全な日陰になっていることがわかります。恐らく午前中いっぱいは真っ暗だったのではないでしょうか。当時の法律では1日当たり3時間の日照が確保できればOKという基準だけがあったそうですが、日射不足で健康が損なわれたという住人のAさんが日本住宅公団を相手に損害賠償を求めて訴えをおこしたそうです。
その判決がどのように下されたかはわかりませんでしたが、その後も日陰の状況はしばらく変わることがなかったようです。1991年の事、豊平川側にラマダ・ルネッサンス・ホテル(現プレミアホテルTSUBAKI)が建設された時に区画整理がされたようで、豊平アパートの西側がホテルを隔てる道路となったようでした。