紺と白の外観がクールなカサウィスタリア。現在は色が擦れていますが、竣工時はコントラストが効いていたに違いありません。白く色づけられた居室部分は2階から上部が
空中に浮いたデザインとなっていて、その形にも驚かされます。
建設を請け負った浅沼組は、7年前に完成させた東京の龍角散総合工場を突貫工事で仕上げ、信頼を得ていたそうです。このカサウィスタリアは龍角散の子会社である北日本龍角散が施主でしたが、そのような縁が受注と結び付いたのではないかと推測できます。浅沼組はこの建設において軽量コンクリートを使用して冬期間施工をしたそうですが、その技術力にもまた高い評価が与えられたそうです。