上遠野 徹 作品アーカイブス

katono/1968

上遠野徹 自邸

katono/1968年

札幌市南区川沿9条

現存

三上建設㈱
 芸術であれ、文学であれ、建築であれ、モダニズムの洗礼を受けた作品は、その次の瞬間にはモダンであり続けられないという宿命があるのではないでしょうか。時代と共に移り変わる主義や価値の中にあっても尚、振り返ればいつも新鮮な気持ちにさせてくれる家、私にとってそれが上遠野先生の自邸なのです。

撮影:ホッケン研 橋村明

撮影:ホッケン研 橋村明

撮影:ホッケン研 橋村明

 初めてこの住宅へ入った時、リビングから広く見渡せる連続窓ガラスからの景色に恍惚としました。そして、静かに揺らぐフキの葉や芝生の葉先を何思うともなしに見つめていると、この心安まる時間に溶け落ちていくのを感じるのでした。私も、こんな風に感じさせてくれる家を建ててみたいと思いました。

影響を受けた私の家の庭

Top