1階に電動シャッターのある運転員用共同住宅北方建築VOL.1 No.2より
これは、北海道警察のパトカーや白バイ、道庁の乗用車などの車庫とその運転員のための共同住宅として計画されたそうです。しかし、50台収容という要望に対して素直に設計をしようとするなら、7割程しか収まらない敷地面積だったそうです。困難な条件の中で廣田さんが捻り出したのは、車庫内部の柱をできる限り無くすためのアーチ梁でした。このアーチ梁を5つ並べることで巾40m 奥行18メートルもの大空間を得ることができ、要望に応えることができたのでした。