凸凹のイカツイ屋根は、プレストレストコンクリート製の梁で出来ているのだそうです。
プレストレストとは、あらかじめ(プレ)、圧縮力を与えられた(ストレスト)という意味で、コンクリートの弱点であるたわみや引張力に対応するため、コンクリート内に鉄筋よりも強力な緊張鋼材を入れたコンクリート製品というものだそうです。
この材料は19世紀後半のアメリカで研究が始まり、それ以降チェコやフランスそしてドイツなどでも盛んに発展してきましたが、日本での実用は1952年以降と言われています。最初は、橋やダム、枕木などの土木工事に使われてきましたが、しばらくして建築への活用もされ始めました。この国鉄札幌教習所へのプレストレストコンクリートの採用は大空間を得るのが目的で、なんと北海道では初採用の物件だったとのことです。