裏口の南面
ガラスをはめ込んだアルミのフレームが、軽快なデザインです。ですから、下から見上げたガラス窓の中には、がっしりとした鉄筋コンクリートの柱と梁が透けて見えるのです。竣工当時なら、このようなカーテンウォールにしてみたいという設計者の狙いもなかなか理解されなかったのではないでしょうか。
こんなデザインが美しいって?
なんか骸骨模型みたいだな・・・。
ビルの外壁というものは、タイルを貼って重厚に作るものじゃないのか?
そしてそれが、北国の風土にも適っているのじゃないか、と。
最近でこそ、外部から床スラブも透かせて見せ、足元から全てガラスで丸見え状態のビルも多いですが、札幌での元祖は第2三谷ビルだったのではないでしょうか。