スタイルいいですね
私のお気に入り建築のひとつだった道議会庁舎。札幌建築鑑賞会の杉浦さんは、照れながら「バックシャンな建物」と馬蹄形の議場が現れた後姿に最高の賛辞を贈っていました。ところでこのたび、解体工事にも解体のための設計があるということを知りました。工事標識の解体設計者欄に、北海道建設部建築局建築整備課とドーコンの名前が表示されていました。私にだってサラリーマンの経験がありますので、壊すのを惜しいと思いながら会社の方針に従って解体の設計書を作成しなければならないことに理解もできますし、もちろん逆に誇りをもって積極的に仕事にあたっていらっしゃる方もいるでしょう。どちらの立場もよく理解できますが、私の思う組織の恐ろしさとはこういう所なのです。