2013年7月1日
一見、真っ黒に塗られた木造板貼に見えるのですが、実は8.8m角の多目的スペースを無柱空間で実現するため、鉄筋コンクリート造だったそうです。この黒く塗られた外壁は15cm角の松材で、ただ積み上げられただけなのだそうです。後年、様々な活用のされ方をした建物だったのですが、入居者が寒さに震えていたのは、もしかすると木が積みっ放しで無断熱だったからなのではないでしょうか。それを解体現場で確認してやろうと頻繁に通っていたのですが、ちょっと気を抜いたところで突如に真皿とされてしまったのです。