あの体育館の両側には、三角屋根からの落雪被害を防ぐため、屋根まで届く鋼製の柵が設置されていました。私の子供時代、落雪の下敷きになったというニュースは珍しいことではありませんでした。親や学校からは、家の屋根の下は危ないから行くんでないよときつく言いつけられたものです。そして無くならない落雪事故に対し、屋根の改造を行ったり、新築住宅では無落雪屋根タイプのものが増え始めました。もう一つはこの札幌市中央体育館のように、鋼製の柵を建てて苦し紛れの対処も多く見られました。
札幌市中央体育館を今までウェブに載せていなかったのは、鋼製の柵に北国の憂鬱が湧いてくるからだったのかもしれません。解体工事もチラとしか見ませんでした。こんなこともあって、久しぶりの三角屋根の新築公共物件に楽しみな気になってきました。