山谷型の軒や稲穂をあしらったコンクリート壁面、分割デザインされたファサードから田上先生らしさがプンプンと伝わってきます。これは内部もまた見応えがあるに違いありません。現在は、新事務所建設のための現場事務所として使われているようで、頻繁に作業員が出入りしています。
よし、監督さんにお願いして見学の許可を取りつけよう。
しかしなぜか「どうせ入れてもらえないさ。」と消極的になってしまったのです。
最近は「ダメ。」とお断りされるケースが増え、振られることを恐れて告白できない男みたいなことに陥っているのであります。
「しっかりしろ自分。当たって砕けろじゃないか。」と活を入れたのであります。