かねてより存否確認をしたかった、田上先生の戦後住宅作品群。この欲求を解決するがため、昭和46年発刊の札幌市電話帳を手に入れました。この電話帳には、今まで捜し求めた建主の名前と住所が、きっと掲載されていることでしょう。風化した頁を破かないように、はやる気持ちを抑えつつ、やっと見つけた名前と住所を古い住宅地図にも確認できた時の喜び・・・。この喜びを誰かに伝えて分かち合いたいのですが「まああんまり止めておいた方がよい。」と、人は言う。
この電話帳の最後に、江別市も掲載されているではないですか。捜し求めた3案件の住所を大麻団地内に確認することができました。もちろん翌日、大麻団地遠征に出掛け、坂本修三郎邸、藪邸を続けて発見。最後の大山邸へ向かう途中で、今回の「事件」が発生しました。