私は今まで何度もこのビルに訪問したことがあるのですが、エレベーターを使っていたのでこの階段には気づけませんでした。物事の辺境にこそ見所があると常々言われてこられたブログの主である杉浦さんにとっては、この階段は主階段とはいえビル内の辺境です。この階段にフランクロイドライトを、ひいては田上先生の香りを感じとられた杉浦さんでしたが、一応、断定は避けられました。
これを読んで私も現場へ急行しました。
階段室へ入った瞬間に目に飛び込んでくるこの幾何学的立体感、そして、吹き抜けた階段を見下ろすと眩暈を誘われるほどのメリハリの効いた渦模様に吸い込まれそうになりました。