この八雲町役場は、現在も使われています。外壁が茶色に塗りつぶされたことには目をつぶれます。問題は、屋根の形状が変更され、水平ラインも消されたことです。オリジナルの屋根は上へ広がり大きくなるデザインで、その元ネタはライト先生がタリアセンウェスト時代に生み出したものと思います。田上先生は、平和な町民の精神とユウラップ川の流れ、内浦湾の静かな波のリズムをそのデザインに託したと説明されました。まさか、改修工事にあたって八雲町の「八」を採って屋根デザインを末広がりに変更したのでしょうか?ひょっとして、当たりじゃないでしょうか?