「北国の住まい6」建設情報社1965年より
テラスのパーゴラ、格子状にデザインされた玄関周り、ダイナミックな片流れ屋根。そして、八雲町公民館と共通したデザインの階段状の軒。ここまでネタが揃っていても、田上先生の作品だという確信が持てずにいました。
そんな折、ホッケン研のハッシーから貰った「北国の住まい6」に、この家が田上先生の設計された住宅として掲載されているのを見つけ、心臓が止まりそうになりました。戦前のプレーリースタイルとは違うデザインにもかなり心踊らされるものがあるぞと、田上先生の新たな魅力に気付かされるきっかけとなりました。解体前の姿を撮影することができ、見納めすることができました。
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