現在 2014年10月
竣工から50年経過した現在も大きな変更をされることなく、ほぼオリジナルの姿のまま使われています。上の写真のように、落雪に配慮した屋根の改修のみです。ごついコンクリート仕上げのバルコニーと大谷石の壁がベージュ色に塗り潰されてしまった事、軒下の幾何学模様の大窓がシート張りされてしまった事が残念ですが、現存している奇跡に感謝をし、細かい事には目をつむります。
それにしても、階段状の軒デザインに強烈な印象が残ります。徳川家×階段=日光東照宮に至る200段の石段...と、変なことを思いつきました。まさかそのモチーフが使われているのでは?という私の短絡的な発想は、口に出すのを止しておきましょう。