玄関からホールに入ったところ
中央にそびえたボイラー塔の右側は男女別の宿泊棟、左側には食堂棟のある外観です。一般的によくある木造ユースホステル建築とは違い、重厚な鉄筋コンクリート造です。しかし、屋根の見えがかりは落ち着いた木の仕上げが施されており、玄関からホールに入れば、初期のライト風ともいえそうな雰囲気に見惚れてしまいます。
撮影の許可を関西出身のペアレントさんにお願いしますと「今日はアンタしかお客がおらんから、好きにしてええで!」」と、自由に撮らせていただきました。
「こんなぎょうさん金のかかったユースは全国どこ探したってあらへん。けども、お客は少ないし、修繕費もバカにならんで。雨漏りを防ぐのにブルーシートを屋根に掛けてごまかしとるんや。」と、寂しい顔のペアレントさんです。
「来年にはもう閉めよう思うとるんや。存分に写真撮ったらええで。」