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2013

めがね椅子

2013.11.03

 白井晟一さん設計の尻別山寮と流政之さんデザインの椅子が写ったDMが届きました。その椅子に触れても座っても良いと書いてあるではありませんか。体を清めて、ギャラリー創「建築と椅子」展へ行ってきました。

 私の一番の目的は、札幌パークホテルにあった「めがね椅子」に座ることでした。町村知事と原田市長、拓銀の広瀬頭取が、リコー三愛グループの市村社長に要請して建ててもらった総工費60億円の一流ホテル。坂倉準三建築研究所の設計による洗練された建築と最高のサービスは「東京感覚で札幌市民には馴染まない。」と負け惜しみのこもった揶揄がされたりしたそうです。

 メインホールの椅子として配置されていたこの「めがね椅子」は、その後、永らく行方不明になっていたそうです。当時の設計スタッフでインテリアデザイナーの坂本和正さんからお借りしてきたというギャラリー創オーナー宮崎さん、あっぱれです。
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